組織作りから商品作り、商談の場作りまでも。輸出事業のすべてに寄り添います。

輸出事業は大きく分けて下記の4つのステップで考えることができます。
輸出事業に向けた組織構築支援や資金調達支援、共同事業体(コンソーシアム)の構築など輸出事業の素地作りを「準備する」。各国の食文化にあわせた商品開発や現行商品のリニューアル、パッケージデザイン、賞味期限やコストの調整などを含む「創る」。輸出先の規制に合わせた輸送方法やレギュレーション、表示などを理解し輸送する「運ぶ」。最後に、各国において商品やブランドの認知度を高める「広める」。これらの全工程を計画・舵取りをして実行することが輸出事業の成功の鍵ですが、全てを自社で取りまとめることは容易ではありません。
私たちの輸出伴走支援サービスの特徴は、輸出の全工程「準備する」「創る」「運ぶ」「広める」において支援できること。特に、輸出商社や輸出コンサルティング企業では対応が難しい「創る」工程も支援できることは、製造業を背景にもつ私たちならではの強みと言えます。そしてこの工程が加わることで初めて、輸出事業のすべてを支援することができます。

輸出事業の全体像と
私たちの伴走支援サービスについて

1. 準備する

輸出事業を始めるにあたってつまづきがちなポイント、それは人材や資金、知識・経験などの不足です。しかし、足りないづくしの状況でも輸出事業を始めることができます。
輸出事業には、必ずしも多くのスタッフが必要となるわけではありません。少人数でも輸出専任のスタッフがいれば、輸出事業は前に進みます。私たちはお客様の組織体制をお聞きしつつ、最適な組織づくりを支援します。
また、資金不足に関しても、各種補助金を利用することで負担を大幅に減らすことができます。
時には、輸出事業を始めたい他の企業にお声がけし、共同事業体(コンソーシアム)を構築することもあります。共同事業体として輸出事業を進めることで、スタッフの動きが効率的になり、国からの補助を受けやすくなることがあります。個々の企業の力を結集した共同事業体は、輸出事業の素地を整えるための有効な方法の一つです。
以上のように、お客様の状況を丁寧にお聞きした上で対策を講じ、輸出事業の最初の壁を乗り越える手立てを整えます。

秋田県内の食品メーカーにお声がけして共同事業体としてドバイの展示会に出展しました。

2. 創る

輸出先の食文化に合わせた商品作りは輸出事業の肝であり、最も重要な工程です。視点を自社の商品に向けるのではなく、海外の人たちの嗜好に合わせる必要があります。
商品作りといっても、全く新しい商品を作ることもあれば、既存の商品を改良し海外向けに調整することもあります。当然のことながら、味覚は感覚的なもので文化によって人によって大きく変わります。だからこそ海外の嗜好を調査し、その結果を商品作りに活かすことが必要です。
私たちは世界中の商社やレストランを歩き回り細かいニーズをすくい上げ、商品作りやプライベートブランド開発を手がけてきました。時には、ネーミングやパッケージデザイン開発、裏面表記なども含めてトータルでコーディネートしてまいりました。
その経験で学んだことは醤油作り以外にも適用できます。この「創る」という工程は、私たちの経験が最も生きる工程とも言えます。

海外向けの商品作りの現場を数多く経験してきた私たちだからこそ、支援できることがあります。

3. 運ぶ

無事商品作りを終えても、各国特有の規制や輸送方法などの課題が判明し、もう一度商品開発をやり直すことがあります。例えば、添加物や保存料など各国独自の規制に対応しなければ輸出はできませんし、宗教上などの理由、例えばアルコールやGMO(遺伝子組み換え)などにも対応する必要があります。このように、各国の輸出規制は実に多岐にわたっており、一筋縄ではうまくいきません。実際に「運ぶ」ことを事前に想定しておく必要があり、世界60カ国以上に輸出事業を進めてきた私たちの経験をお役立てます。
また、輸出事業には国内外の輸出・輸入商社の力を借りることが必要です。しかし、多種多様な商社の中から希望に沿った会社を探し、契約することは大変な道のりです。そこで私たちの世界中の商社やバイヤー、レストランとのネットワークが力になります。ご要望に応じて取引先を紹介したり商談の場を作ることも可能です。

世界各国の食品商社やシェフとのネットワークを活かして、お客様の商品を海外へ届けます。

4. 広める

異国の地で初めて展示会に参加し自社商品をアピールすることはハードルが高いように思えます。しかし、参加してみて初めて、相手の目線に立ったプレゼンテーションのノウハウを得たり、各国の食品業界関係者とのネットワークなど、様々なことを築くことができます。
私たちは、世界中の人が集まる主要な展示会へ毎年出展しています。時には他社の輸出事業部も巻き込み共に日本食の素晴らしさを伝えてきました。今では、展示会への出展だけではなく、SNSの活用や日本食イベントの企画、レストランへのメニュー提案、などを通じて、多角的にプロモーションを展開するようになりました。
その知識・経験を通じて、展示会出展の手続きから現地でのプレゼンテーション、商談のサポート、海外出張の同行、バイヤーとの商談会の企画など、海外展開の始めの一歩を幅広く、力強く後押しします。

展示会への出展だけでなく、レストランや商社などでの試食会の企画も承ります。

輸出伴走支援 サービス例

輸出の前段階

  • 輸出事業に必要な組織づくり支援
  • 輸出を支援する制度への参画支援
  • コンソーシアム構築支援
  • 各国市場調査情報提供
  • 各種補助金申請提案

商品企画

  • 新商品開発企画
  • 既存商品改良支援
  • メニュー開発支援
  • 見積書/英文商品規格書作成支援
  • OEM先など製造メーカー、原料メーカー提案
  • 海外嗜好調査

輸出

  • 成分表示表開発支援
  • 輸出規制対策支援
  • パッケージデザイン開発支援
  • 国内食品輸出商社のご紹介
  • 海外各国食品輸入商社のご紹介
  • 各国販売先のご紹介
  • レストラン、小売バイヤーとの商談サポート

広報

  • SNS支援
  • 各国イベント企画支援
  • 展示会PR支援
  • 展示会出展支援
  • 海外出張同行
  • 海外展示会での商品提案
  • 同行商談

契約について

プロジェクトごとの契約や、毎月ごとの顧問契約など、ご要望に応じて、柔軟に契約形態を検討させていただきます。お気軽にご相談ください。